撮影:中島ケンロウ
世界最高峰“エヴェレスト(8,848m)”を筆頭に、
この地球上で標高8,000mを超える山は14座ある。
この14座すべてに登頂を果たしたのは、世界でたったの31人(2016年3月現在)。
日本人初の14サミッターとなったのが、
プロトレック・アンバサダーも務める、プロ登山家の竹内洋岳である。
8,000m峰14座完全登頂者のことを、尊敬と栄誉を讃えて『14サミッター』と称する。
世界で最初の14サミッターは、イタリア人登山家のラインホルト・メスナー。メスナーによって1986年に成し遂げられた8,000m峰14座完全登頂という偉業。その後、錚々たる日本人登山家たちが14座の完全登頂を目指したが長年達成されずにいた。
そしてメスナーの登頂達成から26年の時を経た2012年、日本の登山史において初めての14サミッターとしてその名を刻んだのは、プロ登山家の竹内洋岳。竹内は、2012年5月26日ダウラギリの登頂をもって日本人で初めて、世界でも29人目となる14座の完全登頂に成功した。